ヒメウツギ
 「ヒメウツギ【姫卯木】」は、関東以西の本州、四国及び九州に分布するユキノシタ科の落葉低木で、花が美しく、あまり大きくならず扱いやすい樹形であることから、日本では古くから庭木として親しまれて人気が高く、 日本最古の和歌集「万葉集」にも登場している…というが、名前を言われてもあまり馴染みはない、ただしよく見かけはする。非常に丈夫な性質を持ち、放っていても育つとのことだが、花や紅葉を楽しむには日向に植える必要があるなど、 手をかけるとヴァージョンアップ≠キるらしい、そういった類の性格なのである。要するに管理しやすく、育て方に難しさはないが、何もしなければ山野草として扱われてしまうものらしい。

     

2023-05-第48号 …あくまでも・・・パーソナル・ペーパー

★コラム…か?
   努力義務とは…
 現代日本語≠ノ訳しなおすと、「義務…ではない」、もしくは「この規則は守らなくても良し!」ということになろうか?!
 ではどうすればよろしいか…例えば自転車はあくまでも車両であり、車道においてのみ走行を許し、歩道では押して歩くものとすべし(あえて危険な状況において義務の履行を促すか、強いるか?)とか、また、 被害に遭った際はあくまでも自己責任、逆に加害者となったとすると、罪一等≠加える…。これでは逆に悲惨な事態につながる可能性が高まることになるし、だいいちこんなことになれば義務が義務として本来の機能を果たすことにならないだろう。 それだけに守るべきはとりあえず守っておくべきと心得ておきたい。
 それにしても守らずともよい義務とはなんであろうか、そもそも義務とは言えないだろう。無視、見て向ぬふり、当局からの注意喚起もなく(一応あるか…)、当たり前のようにお咎めもなし…である。日本語が厄介なのか、 日本人が一筋縄にはいかないということなのか、いずれにせよ掛け声ばかりで街中になんの変化もみられない。極まれに義務を全うしている姿を見ると、新鮮であると同時に少々景色としては浮いている(それで良いのだが…)ように思えてしまう。
★こんな唄に出くわした[12]
   南国の夜
       
   歌 :日野てる子
  月は輝く南の
  はるかなる夢の国よ
  星はきらめきそよ風
  囁くはヤシの葉蔭に

     麗しは南の国
     さざ波は群れ歌いて
     喜びつきぬ常夏の
     はるかなる南の国

 ハワイアンである。特にハワイに憧れも思い入れもなく、若い時分にはその距離以上に遠い存在、聴いたことはあるが、聴きたいジャンルとはならなかった。年を経て、スチールギターとウクレレ、 そしてなんとも甘ったるい歌いようが沁みてきたのだ。スタンダードといってもよく、いろいろな歌い手による歌唱があるが、ここでは日野てる子のものをじっくり聴いてみた。『夏の日の思い出』で華々しく世に出たわけだが、 こちらはあくまでも歌謡曲ということで、彼女としては本分≠ニいうわけではなかったかもしれない。
 彼女、実は同郷である。女子高在学中に市内のクラブ(『銀馬車』といったか?)で歌っていたとか、そんな伝説≠ェ遠い記憶だがまことしやかに流れていたような、もとより確証はない(10歳ほどこちらが年下でもあるし、 同郷とはいえクラブなどとは無縁の更に田舎に居たものとしては、いずれにせよ所詮遠い存在であった)。ちなみに、渚ゆう子による歌唱も聴いてみた。歌詞(訳詞)は違うものだが、こちらも実に沁みるものだった。 彼女もまた世に出る前はハワイアン歌手であったらしい。
★こんな映画を観てきた[36]
   カサブランカ[CASABLANCA]
     (1943/米 監督:マイネル・カーチス)
     
 「昨夜はどこに?」
 「そんな昔のことは覚えてない」
 「今夜逢える?」
 「そんな先のことはわからない」
 立ち上がり早々の有名な台詞だ。こんなニヒルな男(ハンフリー・ボガート)の本質を解ってるよって雰囲気で、就かず離れずの位置で関わりあうのが地元警察の署長(クロード・レインズ)、ここではただのお姫様のような深味のない存在だったかつての恋人(イングリット・バーグマン)などより余程興味深いものだった。「ぼくたちにはパリがある」これも有名な台詞だが、それほど重くもないし、先のやり取りの方が作品の内容を印象付けて、伏線としても明らかに重要と言えるだろう。
 この旧い映画ができてからおよそ四〇年の後、フランスから軌道の幅が自動的に狭まる(スペインからフランスに向かえば当然逆となる)国境の駅を経て、マラガからジブラルタル海峡を渡って、タンジールから鉄道でマラケシュ、そしてカサブランカを目指すことを思ったが、長旅の疲れとちょうど開催れされていたサッカー・ワールドカップ・バルセロナ大会の狂乱≠ノ立ち向かう気力なく、ヴェニスから直にパリに向かってしまった、遠い思い出だ。
■2023-04-第47号 ■2023-03-第46号【PDF】  
■2023-02-第45号【PDF】 ■2023-01-第44号【PDF】 ■2022-12-第43号【PDF】
■2022-11-第42号【PDF】 ■2022-10-第41号【PDF】 ■2022-09-第40号【PDF】
■2022-08-第39号【PDF】 ■2022-07-第38号【PDF】 ■2022-06-第37号【PDF】
■2022-05-第36号【PDF】 ■2022-04-第35号【PDF】 ■2022-03-第34号【PDF】
■2022-02-第33号【PDF】 ■2022-01-第32号【PDF】 ■2021-12-第31号【PDF】
■2021-11-第30号【PDF】 ■2021-10-第29号【PDF】 ■2021-09-第28号【PDF】
■2021-08-第27号【PDF】 ■2021-07-第26号【PDF】 ■2021-06-第25号【PDF】
■2021-05-第24号【PDF】 ■2021-04-第23号【PDF】 ■2021-03-第22号【PDF】
■2021-02-第21号【PDF】 ■2021-01-第20号【PDF】 ■2020-12-第19号【PDF】
2020-11-第18号【PDF】 2020-10-第17号【PDF】 2020-09-第16号【PDF】
2020-08-第15号【PDF】 2020-07-第14号 2020-06-第13号
2020-05-第12号 2020-04-第11号 2020-03-第10号
2020-02-第9号 2020-01-第8号 2019-12-第7号
2019-11-第6号 2019-10-第5号 2019-09-第4号
2019-08-第3号 2019-07-第2号 2019-06-第1号

新着情報

 四季TMP…ご近所歳時記 2023.05.10更新 
 TMPのなんでも写真館…『花の歳時記』
 マイ オールド シネマ パラダイス…プログラムコレクション、鑑賞記録、映画の舞台
 TMPの点と線…鉄道紀行
 TMPの雑文集
 
 調布七福神巡り…完結!≪その7≫…毘沙門天担当?! 『深大寺』
     
 調布のマンホール巡り…市公認?

Hana350選

予算¥350(消費税別)の『HANA350』で、“ちょっとひと息”を演出。

≫≫ これまでの作品集と拡大写真はこちらから

ギャラリーとリンク情報

常設ギャラリー


ギャラリーへの出展のご希望はメールフォームで!※SNS会員様限定!
★えんじょい工房からのお知らせ… 「ギャラリー」はメンテナンス作業などにより、予告なく休館することがありますので、予めご了承ください。

リンク情報(運営のお手伝いをしているサイト様)

          

 2023-05 (May)
製品から設計・施工まで、
エクステリアのことなら!
このサイトはクロームでご覧ください。